家族葬が風評被害につながるデメリット

故人の立場から考えると、お葬式に大金をつぎ込むのはどうかと考えていることがあります。遺言として家族葬のようにコンパクトで質素なものにすることと残すことも珍しくなくなりました。家族葬にすると、一般的なお葬式よりも小さくまとめることになり、弔問客も限定してロスを減らすことができます。通夜振るまいなどは、余ってもいいという覚悟で注文したりすることになるのですから、この金額はかなりのものになってしまうでしょう。小さくまとめていくことで、人数の把握も簡単になり、ロスもほぼありません。香典返しに関しても余らせることもありませんし、身内ということで必要がなくなることも出てきます。これだけで出費は大幅に減るでしょう。

ところが、これがデメリットになってしまうことが出てきます。お葬式とは外部からの評判も呼ぶことになるでしょう。評価の対象とされることが出てくるからです。大きなデメリットになるのは、あれだけのことをしたのにもかかわらず、こんな小さなお葬式なのかといった評価を受けてしまうことがあります。自分に起きたことではなければ、人は批評をしたがるでしょう。それがさまざまな憶測も呼ぶことになります。ひどい場合には、故人に恥をかかすなといった風評まで引き起こしてしまうことがあるのは困ったことです。

デメリットというだけで済めば問題がありませんが、商売などをしているとこれが風評になってしまうことも考えられます。古くからの形式といったことにもつながりますが、これが古いしがらみを断ち切るチャンスになると考えれば、デメリットではなくなることも出てくるはずです。しきたりも大切なことではありますが、これといって宗教観もなかったりする場合も含め、故人の遺言も尊重していくべきです。

しきたり自体も人間が作り出したものであると考えれば、故人との別れの時間を作り出せる家族葬は、本来のお別れのかたちとなっていくでしょう。一時的な風評などのために、無駄な費用を掛けるだけがお葬式ではないからです。